ネット上でもよく話題になっているのが、筋トレ効果を高めるためには「ゆで卵を何個食べればいい?」というものですが、この答えを出すためには、卵のタンパク質量だけでなく、その脂質カロリーと同時に食べるご飯のカロリーも考慮して算出する必要があります。
それらの疑問に対して、科学的に数値を算出するとともに、ベストな卵料理レシピをご紹介します。
■ご飯一杯に対してベストなゆで卵の個数は?
●卵だけだと5個は必要
・卵1個(中)50gのカロリー・栄養素
エネルギー:76kcal
タンパク質:6.15g (24.6kcal)
脂質:5.15g (46.35kcal)
炭水化物:0.15g (0.6kcal)
・ご飯一膳のカロリー・栄養素
エネルギー:269kcal
タンパク質:4g (16kcal)
脂質:0.48g (4.32kcal)
炭水化物:59.36g (237.44kcal)
こちらが、標準的な卵かけご飯のカロリー・栄養素です。タンパク質合計約10g(40kcal)に対し、カロリー成分は合計約300kcalと高く、筋肥大バルクアップに理想的な栄養素配分、つまり「タンパク質」:「筋肉合成カロリー」=1:2~3から大きくかけ離れていることがわかります。
この数値を理想値に近づけるためには、ご飯一膳に対して最低でも卵5個を入れて、総タンパク質約35g(140kcal)、総脂質+炭水化物カロリー約500kcalにする必要がありますが、これでやっと、タンパク質:筋肉合成カロリー=1:2.8と理想値になります。
■理想的なゆで卵丼を実際に制作
先の項目で算出したように、ご飯一杯に対してベストとなる卵5個を使った丼を実際に作りました。
まずは、いつものレンジピヨでゆで卵を作っていきます。
難しい火加減や茹で時間を調整する必要がなく、チンするだけで簡単にゆで卵が作れるので、とても重宝しています。
なお、今回は5個用意した生卵のうち、3個をゆで卵にし、2個はスクランブルエッグにすることにしました。
なぜならば、さすがにゆで卵5個は飽きてしまうからです。
2個の卵は溶き卵にした後、スクランブルエッグにしました。
そして、先ほどのご飯一杯の上に乗せます。
レンジピヨで作ったゆで卵を半分に切り、その上にトッピングします。
アクセントに低カロリーマヨネーズ(カロリー80%OFF)もトッピングしました。
仕上げに、醤油をかけて出来上がりです。是非、お試しください。
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執筆者情報
上岡岳
アームレスリング元日本代表
ジムトレーナー・生物学学芸員
JAWA日本アームレスリング連盟常任理事|レフリー委員長・広報広報部長
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