クロスフィットの種目
クロスフィットは様々な運動体験ができるようにプログラミングされ、多くの運動種目が使われます。
大きく分けると、ウェイトリフティング(重りを使った運動)、ジムナスティック(自重運動)、カーディオ・メタボリックコンディショニング(有酸素系)の3つに分類することができます。
まずは、クロスフィットによく使われる種目を、この記事を書きながら思い浮かんだ動作をできるだけ、3つに分類して紹介します。
ウェイトリフティング
・ スナッチ(バーベル、ダンベル、ケトルベル)
・ クリーン(バーベル、ダンベル、ケトルベル、メディシンボール)
・ バックスクワット
・ フロントスクワット
・ オーバーヘッドスクワット
・ ショルダープレス(バーベル、ダンベル、ケトルベル)
・ プッシュプレス(バーベル、ダンベル、ケトルベル)
・ ジャーク(バーベル、ダンベル、ケトルベル)
・ デッドリフト
・ ベンチプレス
・ ダンベルプレス
・ スラスター
・ ベントオーバーロウ(バーベル、ダンベル、ケトルベル)
・ スモウデッドリフト
・ スモウデッドリフトハイプル
・ ケトルベルスウィング
・ ウォールボールショット
まだまだありますが、主要な種目としてはこんな感じでしょうか。
ジムナスティック
続いて、ジムナスティックです。
・ 腕立て
・ 腹筋
・ スクワット
・ ランジ
・ 懸垂
・ 逆立ち
・ 逆立ち腕立て
・ 逆立ち歩き
・ ディップス
・ トーストゥーバー(ニーレイズ、ニートゥエルボー)
・ リングロウ
・ ロープクライム
・ マッスルアップ
・ ボックスジャンプ(カーディオ系に属する場合も)
・ バーピー(カーディオ系に属する場合も)
・ マウンテンクライマー(カーディオ系に属する場合も)
こちらもまだまだありますが主要な種目はこんな感じです。
カーディオ(有酸素系)
最後にカーディオ(有酸素系)です。
・ ラン
・ バイク
・ スイム
・ ローイング
・ 縄跳び
種目についてまとめ
上記だけでも様々な種目があり、多くの動きに挑戦していく事が想像できるかと思います。
ボックスジャンプやバーピー、マウンテンクライマーがジムナスティックとカーディオ両方に属するのは、プログラマーがどのような狙いでその種目を選択するかで、役割や効果を出すための目的が変わるからです。
プログラミング
それでは次に、プログラミングについてできるだけ簡単に説明していきます。
クロスフィットのプログラミングは、各ボックス(ジム)やプログラマーによって大きく変わりますが、毎日違うワークアウトを行うという点や、ある程度の流れなどはできています。
・ ウォーミングアップ
・ スキル
・ ストレングス/ウェイトリフティング
・ クールダウン
これを専属コーチ指導の下1時間で行うわけです。
運動する準備をし、動きの確認を行い、筋力アップ、動作の習得に精を出し、WOD で自分自身と向き合う(簡単に言うと追い込む)のです。
WOD は、クロスフィット本部から出されるワークアウトをオンライン上でチェックすることもできます。
https://www.crossfit.com/workout/
上記が一般的に言われているクロスフィットの1クラスの流れです。
WODの手法
注目して欲しいのがWOD と言われる部分です。
WOD では、多くの手法が用いられますが、回数・ラウンド数が決められているFor time と、時間が決められているAMRAP の2つが基本となります。
例えば、
5回 バックスクワット 100kg
10回 バーピー
15回 腹筋
20回 二重跳び
という内容のワークアウトを5ラウンドできるだけ速く(For time)行うのか、10分間でできるだけ多くの回数(AMRAP) をこなすのかでは、ワークアウトの効果や意味合いが少し変わってきます。
もちろん、個々のレベルに合わせて負荷は調節しワークアウトしてもらいます。
まとめ
クラスを通して、プロアスリートや運動初心者が肉体的にも精神的にも同じような体験をすることで、なんとも言えない感情がこみ上げてきます。
これがクロスフィットの醍醐味だと思います。
クロスフィット経験者の中には「なんでそんなキツイことしているの?何を目指しているの?」と言われたことがある人もいると思います。
クロスフィットの醍醐味を経験すると、自然と答えは出ると思います。
まずは体験してみることです。
1クラスでは先ほど述べたすべての動きをカバーすることはできません。
プログラマーによって違いは出ますが、1か月ですべての筋力アップ、身体能力を向上させる、または2・3か月、半年、1年を通して会員にどうなってほしいのか、どのようなプログラミングが望ましいのか試行錯誤を繰り返し常に成長できるように考えられています。
ただ単に、激しいだけ、きついだけのフィットネスではないのです。
これからクロスフィットを始めようと思っている方に必要なのは、目標と、諦めない気持ちと、継続する努力と、何よりも自分自身と向き合い知る事です。
どのフィットネスでもそうです。
初めからできる人はいません。力み過ぎず自分のペースでできる所から徐々に成長していけばいいのです。
寄稿者
新崎直哉(アラサキ ナオヤ)経歴
2008年 東海大学 体育学部 競技スポーツ学科卒2008〜2011年シーズン FC 琉球(選手)在籍
2012年〜現在 クロスフィットトレーナー
2014年9月 妻と共にクロスフィットバグースをオープン
競技歴
2013年 クロスフィットアジアリージョナル(アジア大会)優勝(チームの部)クロスフィットゲームズ(世界大会)出場(チームの部)
※当時リーボッククロスフィットアジア在籍
2014年 クロスフィットアジア大会3位(チームの部)
※当時リーボッククロスフィットアジア在籍
2015年 パシフィックリージョナル(アジア・オーストラリア大会)13位(チームの部)
※クロスフィットバグース在籍
2017年 沖縄県民体育大会 ウェイトリフティング競技 85kg 級 3位
CrossFit BAGUS クロスフィットバグース
沖縄県那覇市にあるクロスフィット認定ジム
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