
【筋トレ基礎知識】
筋トレ時の筋肉の収縮の仕方の一つであるアイソメトリック収縮(等尺性収縮)の特性について解説します。
アイソメトリック収縮とは?

アイソメトリック収縮(等尺性収縮)とは、関節が動かない状態で筋肉が収縮するような筋収縮のことです。
具体的には、アームカールにおいて肘が90度前後の位置で止めている時の上腕二頭筋と上腕三頭筋の収縮がこれに当たります。
最大筋力を発揮する特性がある
アイソメトリック収縮(等尺性収縮)をしている時、筋肉は最大筋力を発揮します。このため、筋力トレーニングに意図的にアイソメトリック収縮を組み込むことで、筋力向上に大きな効果があります。
ただし、関節の動きがないため、関節の角度を変えつつ数箇所でアイソメトリック収縮を行う必要があります。
アイソメトリック収縮トレーニングのやり方

自身で挙上できる重量ではなく、自身では持ち上げられないが持っている状態を維持できるギリギリの重量のウエイトを補助者に一緒に持ち上げてもらい、その後、限界まで関節を動かさないようにその場でホールドするようなやり方でトレーニングを行います。
また、通常のトレーニングにおける途中の角度(動作の中間位置)にセーフティイーの高さを調整し、そこに絶対に上げられない重量のバーベルを置き、最大の力で押すというトレーニング方法もあります。
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