STK-2 スクワットシューズ サンプル状況

STK-2 スクワットシューズ サンプル状況

総監督の小早川氏より「極まった」と、いうお言葉をいただきましたので量産に向けて動きます。

STK-1で実証された「生体力学的な正解」を土台としつつ、素材の面積と物理加工をエンジニアリングすることで、高重量域での機能性を飛躍的に高めています。

STK-1とSTK-2は同じラストであり、同じ特許を使用しており、どちらも記録を上げるためのシューズという点では合致していますが、性格がかなり異なるシューズです。

STK-1は、万人にバックステップのしやすさ、強い床反力、スクワットの軌道をオートマチックに教えてくれるという100点のシューズです。1しか無かった時はこれこそが尖った性能のスクワットシューズでしたが、2のサンプルが誕生した現在では高次元バランス型という位置付けに変わりました。

一方で、STK-2は剛性をさらに高め限界ギリギリの数字を取るためのシューズです。物理的にはこちらの方が明確に記録が出ますが、人によっては強すぎる剛性に飲まれてしまう可能性のある妖刀仕様、一撃覇道型のシューズです。

変化させたのは剛性だけですが、性格が全く異なるシューズに至りました。

しかしながら、バックステップのしやすさやしゃがみやすさは継承しつつ、床反力を大幅に強化しています。強化しすぎてしまった事による反動が身体に影響します。そのため人によっては蝕まれる可能性があります。

しかしながら、おしかりを受けることを覚悟の上で書きますが、物理的に反発力が強く、剛性が高く、減衰効果が小さいため記録が出るのは2であり、記録向上を目指す選手たるもの妖刀でさえ使いこなすという覚悟と膂力があってしかるべきものと考えます。正しいのはいつも物理です。

剛性を上げたと書きましたが具体的には、


前足部、後足部両方にカーボンプレートを搭載したダブルカーボン仕様とし、さらに前足部のカーボンは1よりも増大させています。

このカーボンプレートの面積増加が大幅に剛性を上げる事となりました。 

1 カーボン面積の増大による「支持基底面」の強化

前足部のカーボン面積を増加させました。これが高重量下で大きな意味を持ちます。プレートの面積がひろがった事で、剛性が強化された事による土台が安定化し、足裏全体で受ける凄まじい圧力を広い面積範囲で受け止めることにより、分散させることが可能となりました。 

2 横ブレの物理的抑制

左右のサポート範囲が広がったことで、セットアップ時の外側への流れ(リーニング)を防ぎ、盤石な構えを取ることができます。 

3 カーボン部分の一部穴開け加工による剛性の最適化

開発初期段階で問題となった強すぎる剛性と硬さによるバックステップ及び足首への影響を軽減するため前足部カーボンに部分的に穴開け加工を施し、硬度を最適化しました。
この調整により、MP関節の曲がる方向には適切な「しなり」を持たせることにより、増大した剛性と足の動きをさまたげないというトレードオフを両立化させ、STK-1をさらに超えるバックステップ力に昇華させました。 

4 エネルギー伝達の効率化

硬度を最適化した事で、荷重がかかった際のプレートの復元力も向上させました。ステップ時の軽快感と、ボトムからの立ち上がりにおいて減衰することなくダイレクトな力の伝達効率を高めました。 

5 屈曲構造の継承と「面」での設置と理想的なトゥブレイク

高重量を背負ったバックステップでは、趾の付け根(MP関節)自然な動きが安定の鍵となります。STK-1から継承された特許構造による正しい屈曲位置により、かかとからつま先への荷重移動がスムーズに行われます。
これにより、動作中の「カクつき」や足首の「詰まり」を解消し、重心の揺らぎを最小限に抑えます。 

6 設置面積の動的維持

適切な屈曲性があることで、足裏が地面の形状に追従します。重圧が係る局面においても、点ではなく「面」で地面をとらえ続けることができ、グリップ力と安定性が持続します。

ここまで1よりも優れた点を書きましたが、人によっては導入を慎重にされた方が良いケースもあります。

7 床反力の増大による下肢捻転力の増大

カーボン面積の増大は、メリットだけでなく身体にも強い影響を与えます。

足首や膝の半月板、人体への負担は前作よりも大きくなりました。

また、大体が長い方や背が高く、可動域の長い選手も、捻転力の増加の影響を強く受けますので冒頭で人によっては強すぎる剛性に飲まれてしまう可能性があると表現しました。

STK-2の進化は、単なるパーツの追加変更ではありません。「正しい屈曲位置(MP関節の連動)」という前作のDNAに、「カーボン面積の増大による構造的な剛性強化」と「穴開け加工による物理的柔軟性」をかけ合わせることで、高重量下での「接地感の向上」と「ブレない安定性」を極限まで突き詰めたシューズで、現在のところ、唯一無二の性能を誇っています。

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