バンパープレートをご使用するにあたり、日常のメンテナンス方法をご紹介します。
バンパープレートとは
厚手のゴムに覆われたプレートです。ウェイトリフティングやクイックリフト等のバーベルを頭上から落とす事を前提に作られています。
一般的なフィットネスで用いられているラバープレートとはゴムの厚さが異なります。ラバープレートは、頭上から落とすことは想定されていませんので落としますと破損することがあります。
日常のお手入れに使う用品
マイクロファイバータオル(マイクロファイバークロス)
マイクロファイバーの微細な毛足は、汚れ、水分、油分を効率的に吸着します。綿の雑巾に比較して作業効率が格段に向上しますのでおすすめです。
キッチンペーパー
マイクロファイバーでは吸着しすぎるため艶出し剤の塗り拡げにはキッチンペーパーを使用します。
KURE CRC 5-56
金属の防滑、防錆剤です。洗浄効果があるためコア部分の古い油を落としながら新しい油膜を形成します。コア部分の艶出しにはCRC5-56がおすすめです。シリコンスプレーでは古い油が除去できないためきれいに仕上がりません。
お手入れ用品の入手先
いずれもホームセンター、スーパー、100円ショップで入手できます。お近くで入手できない場合はAmazonや楽天でも購入できます。武器屋.netでは販売しておりません。
日常のお手入れ方法
ゴム部分の水拭き
マイクロファイバータオルを水でぬらし、硬く絞ります。
ゴム部分全体を拭き取ります。チョーク(炭酸マグネシウム)によるプレートの汚れは水拭きで落とします。
5kg以下のチェンジプレートにつきましても汚れた箇所の水拭きでメンテナンスは十分です。
コア部分の洗浄、艶出し
CRC5-56を少量キッチンペーパーに取り、コア部分を磨きます。プレート内径のスリーブに設置する部分も磨きます。
新品開封時にこの作業を行っていただきますと写真映えのするプレートとなり、トレーニングのモチベーションがアップします。
よりこだわったお手入れ方法
日常のお手入れ方法だけでも問題ありませんが、こびりついた汚れ等を落とす方法もご紹介します。
アルコールによる脱脂
75%前後の消毒用のアルコールがおすすめです。同じ濃度でも安いアルコールと高いアルコールが販売されています。安いアルコールにはイソプロパノールが添加されており、飲用に転化できません。高いアルコールは薄めると飲むことができるため酒税がかけられており、価格が高くなっています。お手入れに使用するアルコールはどちらでも問題ありませんので安価なアルコールの方がコストパフォーマンスに優れます。
アルコールは、手指による油汚れを落とします。マイクロファイバーに適量を取り、汚れの部分を拭きます。
アルコールには脱脂作用があります。大量に使用する、頻繁に使用しますとゴムが過度に脱脂され、白く変色します。バンパープレートのゴムは変色しますと元には戻りませんので使用量は頻度についてはお気をつけいただき、手垢が目立つ時等限定的に行って下さい。
アルコールによる除菌
アルコールを除菌したい箇所にふりかけ、完全に乾燥するまで放置します。
拭き取ってしまうと除菌効果はほとんど得られません。
除菌もゴムを脱脂しますので頻繁に行いますと、変色につながります。
2000番の耐水ペーパー(サンドペーパー)
耐水ペーパーとはサンドペーパーの下地が耐水性でできており、水でぬらしながら使用することができます。水を使うことにより削りかすが洗い流され目詰まりしにくくなり、サンドペーパーよりも効率良く研磨ができます。
バンパープレートのお手入れという観点ではそこまでゴシゴシと削る事はありませんのでサンドペーパーでも全く問題ありません。100円ショップ等でも売っていますので入手性に優れる方をご用意下さい。
耐水ペーパーもサンドペーパーも番手の数字が大きくなるほど目が細かく、研磨力が弱くなります。2000番は入手性に優れているペーパーの中で最も細かい目の番手で、必要以上にゴムを削りません。
こびりついたチョークの除去
水拭きだけでは落ちないチョークのこびりついた汚れは、2000番のペーパーでこすって落とします。すぐに取れますので必要以上にゴムを削ってしまわないようにして下さい。
カラー部分の汚れ
バンパープレートのドロップをゴムマットの上に頻繁に行いますと。ゴムマットの黒い汚れがカラー部分に付着します。
2000番のペーパーでこすって落とすか、CRC5-56を少量キッチンペーパーに取り、こすって落とします。どちらもゴムに影響を与えますので頻繁に行わないようにして下さい。
コア部分の艶出し
CRC5-56でもコア部分はきれいになりますが、より輝かせたい場合は金属用のコンパウンドで磨きます。
おすすめはピカールケアーです。ピカールは昔からある研磨剤ですが、液体のため飛び散りやすく部屋を汚す可能性があります。ピカールケアーはピカールと成分が同じで半練りのため飛び散りにくく、作業性に優れます。
ピカールケアーを少量キッチンペーパーに取り、まんべんなく塗り広げます。何回もペーパーの面を変え、磨いていきます。ペーパーに黒い粉が付着しますと磨けている証拠です。
最後にマイクロファイバーで軽く拭き上げますとピカッと光る艶が得られます。トレーニング動画がSNSにアップされる昨今ではプレートの美しさはジムの見栄えに影響します。
お手入れの頻度
武器屋.netプロデュースの24時間ジムであるONI GYM 24では、月に2回の頻度で上記の日常のお手入れを行っております。
ホームジムでご使用の方はよほど汚れが気になった時を除いてはノーメンテナンスでも問題ありません。定期的に行う場合は、数ヶ月に1度で十分です。
お手入れ、メンテナンスの動画
製品の販売ページ
ONI バンパープレート 25kg 20kg 15kg 10kg 2枚1セット 高精度 高耐久 IWF規格仕様 オリンピックシャフト仕様
【セット】 ONI バンパープレート チェンジプレート シャフト カラー