筋トレのコンセントリック収縮とは|筋肉痛になりにくい短縮性収縮について解説

筋トレのコンセントリック収縮とは|筋肉痛になりにくい短縮性収縮について解説

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【筋トレ基礎知識】

筋トレ時の筋肉の収縮の仕方の一つであるコンセントリック収縮(短縮性収縮)の特性について解説します。

コンセントリック収縮とは?

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コンセントリック収縮(短縮性収縮)とは、筋肉が収縮しながらその収縮方向に向かってウエイトを動かすような筋収縮のことです。

具体的には、アームカールをするときに肘を曲げながらウエイトを持ち上げている時の上腕二頭筋の収縮がこれに当たります。

筋肉痛になりにくい特性を持つ

筋力トレーニングの後には、多くの場合で筋肉痛になりますが、このような筋肉痛のことを遅発性筋肉痛(DOMS:Delayed onset muscle soreness)と言います。

そして、コンセントリック収縮はこの遅発性筋肉痛(DOMS)を引き起こしにくいとされています。

ですから、スポーツ選手などが競技の実技練習と並行してコンセントリック収縮筋トレを行っても、筋肉痛になりにくく、競技練習の妨げとなりにくいことから、多くのスポーツ選手に採用されています。

※筋肉痛のメカニズムは現在でも完全に解明されていません。

DOMSの主原因となる運動は、筋肉が収縮方向とは逆方向に引きのばされながら力を発揮(伸張性収縮、或いはエキセントリック収縮)する運動である。筋肉を収縮させながら力を発揮(短縮性収縮、或いはコンセントリック収縮)する運動ではほとんどDOMSが生じない。例として、筋力トレーニングにおけるベンチプレス運動を大胸筋の視点からみたとき、バーベルやダンベルを挙上していく動きが「短縮性収縮」、下ろしていく動きが「伸張性収縮」となり、この場合は器具の重量に抵抗しながらゆっくりと下ろす動きが大胸筋の筋肉痛を生む主要因になる。

引用:Wikipedia「遅発性筋肉痛」

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コンセントリック収縮トレーニングのやり方

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一般的な筋力トレーニング、特にボディビル・ボディメイク系の筋トレでは、より強い筋肉痛を起こしたほうが「よく効いている」とされるため、コンセントリック収縮でウエイトを上げた後に「ゆっくりと効かせながら下ろす」という、いわゆるネガティブトレーニングを行います。

しかし、コンセントリック収縮のみで鍛える筋トレでは、この後半部分の粘る動きはせず、前半の「ウエイトを上げる動作」の行い、後半は力を抜いて素早く下ろすようにします。

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