腸肋筋(Iliocostalis|ちょうろくきん)の構造・作用およびトレーニング方法について解説します。
腸肋筋の構造と作用
腸肋筋は、脊柱起立筋を構成する腸肋筋・最長筋・棘筋のなかでも外側に位置する筋肉で、腰腸肋筋(ようちょうろくきん)、頸腸肋筋(けいちょうろくきん)、胸腸肋筋(きょうちょうろくきん)から構成されています。
体幹の伸展(背すじを伸ばす動作)・側屈(身体を横に倒す動作)・回旋(身体を捻る動作)の作用を持っています。
支配神経は脊髄神経です。
腸肋筋(ちょうろくきん)は、脊柱起立筋のうち、最も外側に位置する筋肉である。
腸肋筋は、更に腰腸肋筋 (musculus iliocostalis lumborum)、胸腸肋筋 (musculus iliocostalis thoracis)、頸腸肋筋 (musculus iliocostalis cervicis)の、3筋に分類される。
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腸肋筋の鍛え方
腸肋筋だけを鍛える種目はありませんが、他の協働筋とともに体幹を伸展させる動作のトレーニングで鍛えることが可能です。
腸肋筋が関与するトレーニング種目
腸肋筋が関与するトレーニング種目は以下の通りです。
バックエクステンション
チューブデッドリフト
チューブローイング
チューブグッドモーニング
ダンベルデッドリフト
ダンベルローイング
スミスマシンデッドリフト
Tバーローイング
ケーブルローイング
スミスマシングッドモーニング
ハイパーバックエクステンション
バーベルデッドリフト
バーベルベントオーバーローイング
バーベルグッドモーニング
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長背筋を構成する筋肉
脊柱沿いの深層筋として重要な役割を持つ長背筋は、以下のような筋肉から構成されています。
板状筋
板状筋(ばんじょうきん)は、頭板状筋と頸板状筋に部位分けされ、首の回転および顔を上方へ上げる作用があります。
脊柱起立筋
脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)は、腸肋筋(ちょうろくきん)・最長筋(さいちょうきん)・棘筋(きょくきん)に部位分けされ、脊椎の後屈・側屈作用(背すじを伸ばす・背すじを横に倒す動作)があります。
横突棘筋(おうとつきょくきん)
横突棘筋(おうとつきょくきん)は、半棘筋・多裂筋・回旋筋の三部位に分けられ、脊椎の後屈・側屈・回旋の作用を持っています。
▼詳しい解説
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執筆者情報
上岡岳
アームレスリング元日本代表
ジムトレーナー・生物学学芸員
JAWA日本アームレスリング連盟常任理事|レフリー委員長・広報広報部長
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