多裂筋の構造・作用と鍛え方(筋力トレーニング)

多裂筋(Multifidus|たれつきん)の構造・作用およびトレーニング方法について解説します。

 

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多裂筋の構造と作用

多裂筋は、横突棘筋を構成する3つの筋肉(半棘筋・多裂筋・回旋筋)のうちの一つで、そのなかでも中間に位置しています。

 

多裂筋(たれつきん)はさらに、腰多裂筋(ようたれつきん)・胸多裂筋(きょうたれつきん)・頸多裂筋(けいたれつきん)に分けられ、体幹の伸展(背筋を伸ばす動作)および側屈(背すじを横に傾ける動作)の作用を持っています。

 

支配神経は脊髄神経です。

 

多裂筋(たれつきん)は、横突棘筋のうち、最も中間に位置する筋肉である。

多裂筋は、更に腰多裂筋 (musculus multifidus lumborum)、胸多裂筋 (musculus multifidus thoracis)、頸多裂筋 (musculus multifidus cervicis) の3筋に分類される。

引用:Wikipedia「多裂筋」

 

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多裂筋の鍛え方

多裂筋だけを鍛えるトレーニングはありませんが、他の長背筋の筋肉と同時に、体幹を反らせる動作や捻る動作の種目で鍛えることが可能です。

 

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多裂筋が関与するトレーニング種目

多裂筋が関与するトレーニング種目は以下の通りです。

バックエクステンション
チューブデッドリフト
チューブローイング
チューブグッドモーニング
ダンベルデッドリフト
ダンベルローイング
スミスマシンデッドリフト
Tバーローイング
ケーブルローイング
スミスマシングッドモーニング
ハイパーバックエクステンション
バーベルデッドリフト
バーベルベントオーバーローイング
バーベルグッドモーニング

 

長背筋を構成する筋肉

long dorsal muscles

脊柱沿いの深層筋として重要な役割を持つ長背筋は、以下のような筋肉から構成されています。

 

板状筋

板状筋(ばんじょうきん)は、頭板状筋と頸板状筋に部位分けされ、首の回転および顔を上方へ上げる作用があります。

 

脊柱起立筋

脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)は、腸肋筋(ちょうろくきん)・最長筋(さいちょうきん)・棘筋(きょくきん)に部位分けされ、脊椎の後屈・側屈作用(背すじを伸ばす・背すじを横に倒す動作)があります。

 

横突棘筋(おうとつきょくきん)

横突棘筋(おうとつきょくきん)は、半棘筋・多裂筋・回旋筋の三部位に分けられ、脊椎の後屈・側屈・回旋の作用を持っています。

 

▼詳しい解説

背筋の構造・作用と起始停止・支配神経

 

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体幹インナーマッスルの名前と作用

 

筋肉の名称と作用の図鑑

アウターマッスルの主な筋肉の名称・作用および筋力トレーニングの実施方法については、下記の記事をご参照ください。

筋肉の種類・名称と作用|部位別の鍛え方

 

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執筆者情報
上岡岳
アームレスリング元日本代表
ジムトレーナー・生物学学芸員
JAWA日本アームレスリング連盟常任理事|レフリー委員長・広報広報部長

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