上腕筋(Brachialis muscle|じょうわんきん)の構造・作用およびトレーニング方法について解説します。
上腕筋の構造と作用
上腕筋は肘関節内側に位置する筋肉で、上腕二頭筋・烏口腕筋と協働して肘関節を屈曲させる作用があります。
上腕筋(じょうわんきん)は人間の上肢の筋肉。上腕骨内側外側前面の下半分から起こり、尺骨粗面に停止する。
支配神経は腕神経叢の外側神経束の枝である筋皮神経であるが、外側部は後神経束由来の橈骨神経である。
作用としては肘関節の屈曲を行う。屈曲時には烏口腕筋、上腕二頭筋などと共に協調して働く。
上腕筋の鍛え方
上腕筋は、肘関節屈曲動作をともなうトレーニング種目のなかでも、手の平が向き合うグリップ(ハンマーグリップ)や手の平が下を向くグリップ(リバースグリップ)での種目で鍛えることが可能です。
上腕筋が関与するトレーニング種目
上腕筋が関与するトレーニング種目は以下の通りです。
懸垂
斜め懸垂
チューブローイング
チューブラットプルダウン
ダンベルローイング
Tバーローイング
ケーブルローイング
ラットプルダウン
バーベルベントオーバーローイング
チューブカール
チューブハンマーカール
ダンベルカール
ダンベルハンマーカール
ダンベルコンセントレーションカール
インクラインダンベルカール
ダンベルサイドカール
マシンカール
ケーブルカール
バーベルカール

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肘関節の構造と周辺の筋肉
肘関節を構成する骨
肘関節は上腕骨・橈骨・尺骨の3つの骨から構成されており、それぞれ腕橈関節(上腕骨と橈骨)、腕尺関節(上腕骨と尺骨)、上橈尺関節(橈骨と尺骨)と呼ばれる3つの関節からできている複関節です。
肘関節(ちゅうかんせつ)は、肘にある関節。肘関節は上腕骨と橈骨、尺骨から成る関節であり複関節に分類される。蝶番関節としても分類される。
肘関節を構成する筋肉と周辺の筋肉
肘関節は、前腕屈筋群に属する円回内筋・橈側手根屈筋・尺側手根伸筋・長掌筋・浅指屈筋、前腕伸筋群に属する長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋・総指伸筋・小指伸筋・尺側手根伸筋・回外筋、および上腕伸筋群に属する肘筋から構成されています。
また、周辺の筋肉として上腕三頭筋・上腕二頭筋・上腕筋・肘筋があります。
肘関節を構成する筋肉と周辺の筋肉の鍛え方

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執筆者情報
上岡岳
アームレスリング元日本代表
ジムトレーナー・生物学学芸員
JAWA日本アームレスリング連盟常任理事|レフリー委員長・広報広報部長
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