[ビタミンEの1日の摂取基準量]作用・働きと筋トレやダイエットとの関わり

  • 2020年1月11日
  • 2021年10月19日
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α-トコフェロールの構造式

ビタミンEの1日あたりの摂取基準量とその作用・働き、および筋力トレーニングやダイエットにおける関わりについて解説します。

ビタミンEとはどんな物質?

ビタミンE(vitamin E)は、脂溶性ビタミンの1種である。トコフェロール(tocopherol)とも呼ばれ、特にD-α-トコフェロールは自然界に広く普遍的に存在し、植物、藻類、藍藻などの光合成生物により合成される。

ビタミンEは、フリーラジカルを消失させることにより自らがビタミンEラジカルとなり、フリーラジカルによる脂質の連鎖的酸化を阻止する。発生したビタミンEラジカルは、ビタミンCなどの抗酸化物質によりビタミンEに再生される。

引用:Wikipedia「ビタミンE」

 

ビタミンとは?

ビタミンとは、生命を維持するのに必要な物質のうち、タンパク質・炭水化物・脂質以外の有機化合物のことです。

ビタミンには、ビタミンA・ビタミンB群(1・2・3・5・6・7・9・12)・ビタミンC・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンKがあり、日本では厚生労働省がその摂取基準を定めています。

ビタミンEの作用と働き

ビタミンEは抗酸化作用が非常に強い物質で、過酸化脂質の生成抑制・血中コレステロールの酸化抑制・細胞の酸化抑制などの作用を持っています。

ビタミンEは、以下のような作用・働きを持ちます。

①過酸化脂質の生成抑制(血管の保護)

②血中コレステロールの酸化抑制

③赤血球の破壊の抑制

④細胞の酸化抑制(老化防止)

ビタミンEの不足と過剰摂取

ビタミンEが不足すると?

ビタミンEが不足すると、冷え性・肩こり・頭痛などが引き起こされることが知られています。また、抗酸化作用が低下するためシミ・ソバカス・シワができやすくなるとされています。

ビタミンEを過剰摂取すると?

ビタミンEは脂溶性ビタミンですが、排出が比較的速いため過剰摂取による影響は少ないとされています。過剰になった場合は、血が止まりにくくなるなどの症状が知られています。

ビタミンEとトレーニング

ビタミンEは、筋力トレーニングにも影響する血行・血流に関与するビタミンですので、不足しないように注意する必要があります。

ビタミンEが多く含まれる食品

ナッツ類(特にアーモンド)

アーモンド100gにはビタミンEが約22.0mg含まれます。

アーモンド100gあたりのビタミン・ミネラル

ビタミンA 1μg
ビタミンE 31mg
ビタミンB1 0.24mg
ビタミンB2 0.92mg
ナイアシン 3.5mg
ビタミンB6 0.1mg
葉酸 63μg
パントテン酸 0.66mg

ナトリウム 4mg
カリウム 770mg
カルシウム 230mg
マグネシウム 310mg
リン 500mg
鉄 4.7mg
亜鉛 4mg
銅 1.35mg
マンガン 2.63mg

アーモンドのカロリー・栄養素

 
※数値は「食品成分データベース(文部科学省)」を参照しています。

ビタミンEの1日の摂取基準量

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によれば、、ビタミンEの1日あたりの摂取基準量(推奨量)は成人男性で約6.5mg、成人女性で約6.0mgとされています。

引用:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」

 

必須ミネラル・ビタミンの個別解説記事の一覧

必須ミネラル

カリウムカルシウムナトリウムマグネシウムリン亜鉛ヨウ素マンガンセレンクロムモリブデン

必須ビタミン

ビタミンAビタミンB1ビタミンB2ビタミンB3(ナイアシン)ビタミンB5(パントテン酸)ビタミンB6ビタミンB7(ビオチン)ビタミンB9(葉酸)ビタミンB12ビタミンCビタミンDビタミンEビタミンK

 

トレーニングに有効なタンパク質食材

筋力トレーニング後の食材として欠かせないのが高タンパク質・低カロリーな肉類・魚介類です。

そして、常にトレーニングに有効な食事を摂取するためには、日によって品質にばらつきのないよう、あらかじめ品質を確認した食材を冷凍ストックしておくといった工夫が有効的です。

 
▼具体的なタンパク質食材例

筋力トレーニングに有効な肉類・魚介類
 

食事・栄養に関する記事

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筋力トレーニングの栄養学

筋力トレーニングと栄養補助食品

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