【二の腕を細くする筋トレ女性編】上腕三頭筋&二頭筋の引き締めエクササイズ

女性の二の腕のたるみをとり、腕まわりをすっきりと細くする引き締め筋トレエクササイズを、自宅(自重・チューブ・ダンベル)とジム(バーベル・マシン)それぞれから厳選し詳しく解説します。

 

スポンサーリンク

■二の腕痩せには筋トレが最適

●正しい負荷回数設定で筋トレをすることが大事

fitness-850602_960_720-horz.jpg

二の腕のたるみをとるのには、筋トレが最適です。しかし、女性がどうしても気になるのが、「筋トレをするとムキムキになってしまうのでは?」ということです。

 

でも、ご心配は無用です。正しい重量回数設定でトレーニングをしていけば、ムキムキにならず、キュッと二の腕を引き締めることができます。

 

●ムキムキにならない回数設置とは

digit-1354322_960_720_20160804192643bb9.png

筋肉には大きく二種類があります。一つは鍛えるとムキムキになる「瞬発筋」で、この筋肉は10回前後の反復回数で限界がくるような「強く短い運動」で刺激されます。もう一つは鍛えると引き締まる「持久筋」で、この筋肉は20~30回前後の反復回数で限界がくる「弱く長い運動」で刺激することができます。

 

そうです。20~30回前後で精一杯になる軽めの重量設定で筋トレをすれば、二の腕は太くならずにキュッと引き締まるのです。

 

スポンサーリンク

■二の腕の二つの筋肉

●上腕二頭筋と上腕三頭筋

二の腕には二つの筋肉があります。一つは腕の前側の筋肉、力こぶの筋肉と言えばわかりやすい「上腕二頭筋」という筋肉です。

 

そして、もう一つが腕の後ろ側、たるみが気になる部分にあたる「上腕三頭筋」です。

 

●上腕二頭筋と上腕三頭筋を一日おきに鍛える

synchronize-150123_960_720.png

本筋トレプログラムでは、この二つの筋肉を一日おきに交互に鍛えていきます。はやく二の腕を引き締めたいから毎日鍛えたいところですが、筋肉は一度鍛えたら48時間の回復時間が必要です。

 

この回復期間をとらなければ、筋肉は引き締まるどころか筋密度が減少して、かえって二の腕がたるんでしまう…ということにもなりかねませんので、必ず守ってください。

 

スポンサーリンク

■自宅での二の腕筋トレエクササイズ

●上腕三頭筋

・ベンチディップス(自重トレーニング)

ベンチディップスは二の腕裏側の筋肉である上腕三頭筋に効果的で、特に体積の大きな内側の長頭に効果があります。このため、女性の二の腕引き締めにたいへん効果の高いトレーニング方法です。

 

こちらが、もっとも簡単で筋力に自信のない女性の方でも取り組むことができるやり方です。椅子を使って行い、必要に応じて足の力も補助に使用して動作をします。ポイントは肘をできるだけ閉じて(脇をしめて)行うことで、これにより上腕三頭筋長頭に負荷が集中します。

 

・ナロープッシュアップ(自重トレーニング)

こちらが、理想的なナローグリッププッシュアップのやり方の動画ですが、ナロープッシュアップを行うときは、親指と人差し指で菱形を作って行うことが大切なポイントです。

 

これは、通常の腕立て伏せのように手と手を並行に構えたまま手幅を狭く構えると、手首に対して斜め方向のねじれ負荷がかかってしまうので、それを避け手首の関節にかかる負担を軽くするためです。

 

手で菱形を作って行うことから、海外ではダイヤモンドプッシュアップとも呼ばれています。

 

背すじを真っ直ぐに維持したまま身体を下ろし、息を吐きながら身体を押し上げてください。

 

・チューブフレンチプレス(チューブトレーニング)

チューブフレンチプレスは、二の腕裏側に位置する上腕三頭筋に効果があり、なかでも内側にあり体積の大きな長頭に有効です。

 

動画は、オーバーヘッドフレンチプレスとも呼ばれるスタンダードなバリエーションです。

 

肩関節を動かすと負荷が大胸筋に逃げてしまいますので、頭の上でしっかりと肘を固定し、肘から先だけで動作を行うことがポイントです。

 

また、肘を開き気味にすると外側の上腕三頭筋短頭に、閉じて行うと長頭に効果があります。

 

・チューブキックバック(チューブトレーニング)

こちらの動画のように前傾姿勢をとり、身体の後ろ側で動作を行う上腕三頭筋エクササイズはチューブトライセプスキックバックと呼ばれています。

 

腕を伸ばしたポジションで、手の平が上を向く方向に回旋動作を組み込むと、上腕三頭筋長頭が完全収縮して効果が高まります。

 

・ダンベルキックバック(ダンベル筋トレ)

ダンベルキックバックは上腕三頭筋で一番大きな部位である長頭に集中的に効くため、女性の二の腕引き締めダイエット筋トレとして抜群に有効なトレーニング方法です。

 

ダンベルキックバックは肩関節を動かしてしまうと、負荷が背筋群に逃げてしまうので、しっかりと肘の位置を固定し、肘から先だけで動作を行うことが大切なポイントです。

 

また、肘を伸ばしたポジションで、手の平が上を向く方向に回旋動作を加えると、上腕三頭筋長頭が完全収縮して効果が倍増します。

 

●上腕二頭筋

・斜め懸垂(自重トレーニング)

自宅で簡単に、家具を使って行える二の腕前側のトレーニングが、この動画のような斜め懸垂です。胸を張り、やや顎を上げて動作をするようにしましょう。

 

斜め懸垂は肩甲骨を寄せるイメージで動作を行うと背中の筋トレとして効果的ですが、二の腕を狙って行う場合は、あえて肩甲骨を寄せず腕の力だけで動作を行うようにします。

 

・チューブカール(チューブトレーニング)

チューブカールは二の腕前側の上腕二頭筋に集中的な効果があり、女性の二の腕引き締めエクササイズとして非常に有効です。

 

もっとも大切なことは、肘をしっかりと身体の横に固定して、肘から先だけで動作をすることです。

 

肘が定まらず、肩関節が動いてしまうと負荷が背筋群に逃げてしまいますので、十分に注意をして動作を行ってください。

 

・ダンベルカール(ダンベル筋トレ)

こちらが、ダンベルカールの正しい動作の動画です。もっとも大切なことは、肘をしっかりと身体の横に固定して、肘から先だけで動作をすることです。

 

この種目も基本はチューブの場合と同様で、肘の位置が定まらず、肩関節が動いてしまうと負荷が背筋群に逃げてしまいますので、十分に注意をして動作を行ってください。

 

■ジムでの二の腕筋トレエクササイズ

●上腕三頭筋

・ケーブルプレスダウン(マシントレーニング)

ケーブルトライセプスプレスダウンは、二の腕裏側の筋肉・上腕三頭筋に集中的な効果があります。このため、女性の二の腕引き締めエクササイズとしてとても有効です。

 

また、上腕三頭筋には内側に位置する長頭と、外側に位置する短頭(内側頭・外側頭)とがあり、トライセプスプレスダウンで使用するケーブルアタッチメントの種類によって、負荷のかかる部位が長頭から短頭まで変化します。

 

ケーブルトライセプスプレスダウンを行うときの最大の動作ポイントは、肘を体側にしっかりと固定し、肘から先だけで動作を行うことです。

 

肩が前後に動いてしまうと、負荷が背筋や大胸筋に逃げてしまいますので、十分に注意してください。

 

また、前のめりになって行うと、体重でウエイトを押し下げていることになり、肝心の筋肉に負荷がかかりませんので、直立して行うように注意が必要です。

 

・バーベルフレンチプレス(バーベル筋トレ)

バーベルフレンチプレス(バーベルトライセプスエクステンション)は、二の腕裏側の筋肉・上腕三頭筋に集中的な効果があり、女性の二の腕引き締めダイエットに効果的です。

 

バーベルフレンチプレス(バーベルトライセプスエクステンション)は、肩関節を動かしてしまうと、負荷が背筋群に逃げてしまうので、肘の位置をしっかりと固定して、肘から先だけで動作することが重要です。

 

●上腕二頭筋

・ケーブルカール(マシントレーニング)

こちらが、ケーブルカールの模範的な動画です。最大のポイントは、肘を体側にしっかりと固定して肘から先だけで動作を行うことです。

 

肩が前後に動いてしまうと、負荷が背筋に逃げてしまいますので、十分に注意してください。

 

また、後ろに傾きながら動作を行うと、体重を使ってウエイトを引き上げていることになり、上腕二頭筋に負荷がかかりにくくなりますので、直立して行うように注意が必要です。

 

なお、上腕二頭筋には二の腕内側の短頭と、外側に位置する長頭とがあり、ケーブルカールで使用するケーブルアタッチメントによって負荷のかかる部位が変化します。

 

・バーベルカール(バーベル筋トレ)

バーベルカールは二の腕前側の筋肉・上腕二頭筋に効果があり、女性の二の腕引き締めダイエットに有効なトレーニングです。

 

バーベルカールは上半身を後ろに傾けたり、反動を使ったり、肩関節を動かしてしまうと負荷が背筋群に逃げてしまいます。

 

しっかりと肘を固定して、肘から先だけで動作しましょう。

 

■ダイエット筋トレの食事メニュー

ダイエット筋トレの基本メソッドは、筋肉を活発に新陳代謝させてカロリー消費を高めることです。

 

このためには、筋肉の材料となるタンパク質の摂取がかかせません。ですので、ダイエット筋トレ中は、脂肪の少ない肉類(赤身肉や皮なし鶏肉)、白身魚、大豆製品などをしっかりと食べるようにしてください。

 

材料が不足すると、新陳代謝のメカニズムが上手く作用せず、ダイエット効果が得られません。そして、炭水化物や脂質をカットしていきカロリー制御を行ってください。

 

▼身体と栄養の基礎知識

栄養・食生活/基礎知識(厚生労働省|e-ヘルスネット)

 

スポンサーリンク


■女性の部位別トレーニング

胸のトレーニング

背中のトレーニング

肩のトレーニング

二の腕のトレーニング

お腹のトレーニング

下半身のトレーニング

スポンサーリンク


記事制作©FutamiTC/MazurenkoJapan


ONIプロデュースの本格24時間ジム

ONIGYM24大阪紹介ONIGYM24東京紹介






当サイト主要記事一覧
筋トレの食事メニュー例
筋肉の名称と作用の図鑑
男性向きの記事女性向きの記事
自宅での筋トレ自宅での筋トレ
自重での筋トレ自重での筋トレ
チューブ筋トレチューブ筋トレ
ダンベル筋トレダンベル筋トレ
マシーン筋トレマシーン筋トレ
バーベル筋トレバーベル筋トレ
大胸筋の筋トレ大胸筋の筋トレ
背筋群の筋トレ背筋群の筋トレ
三角筋の筋トレ三角筋の筋トレ
三頭筋の筋トレ三頭筋の筋トレ
二頭筋の筋トレ二頭筋の筋トレ
腹筋群の筋トレ腹筋群の筋トレ
下半身の筋トレ下半身の筋トレ

筋トレ情報トップページへ戻る

スポンサーリンク


おすすめの筋トレグッズ

押す筋トレにはリストラップを



上半身の押す筋トレにぜひとも使用したいのが手首を保護するリストラップと呼ばれる筋トレグッズです。多くの初心者は、まだ手首を保持する力が弱く、腕立て伏せなども先に手首が痛くなってしまい完遂できないケースが少なくありません。リストラップを使えば、最後まで筋肉を追い込むことができ、とても効率的に身体を鍛えていくことが可能です。

▼おすすめのリストラップ

おすすめリストラップを見る

▼リストラップとは?解説記事

【おすすめのリストラップ】初心者むけに使いやすい長さやリストストラップとの違いも解説

引く筋トレにはパワーグリップを



上半身の引く筋トレで初心者の方に多く見られるのが「先に握力がなくなって追い込めない」というケースです。筋トレは101%で行ってはじめて成果がでます。パワーグリップを使用して引くトレーニングの効率を上げることをおすすめします。

▼おすすめのパワーグリップ

おすすめパワーグリップを見る

▼パワーグリップとは?解説記事

【おすすめのパワーグリップ】使い方の解説と男性・女性どちらにも快適なアイテム紹介

筋トレの基本グッズはトレーニングベルト



腰を保護するだけでなく、腹圧を高め最大筋力を向上させてくれるトレーニングギアがトレーニングベルトです。筋トレにおいては、ほぼ必須のギアとも言えますので、ぜひ入手することをおすすめします。なお、トレーニングベルトはトレーニーにとって「筋トレの友」とも言える存在になってきます。はじめから安易なものを選ばずに、考えているよりもワンランク・ツーランク上のものを入手することがベルト選びの秘訣です。

▼おすすめのトレーニングベルト

おすすめのパワーベルトはこちら

▼トレーニングベルトの種類と使い方

【おすすめのトレーニングベルト】選び方・巻き方から男性筋トレ用・女性用・ベンチプレス用まで詳しく解説

本格的トレーニングには高耐荷重ラック+オリンピックバーベル



本科的なバーベルトレーニングに必須のラック類・バーベルセット(オリンピックシャフト&プレート)は、IPF公認メーカーのONI鬼シリーズが最適です。

屈強な構造とリーズナブルな設定で、ハイエンドホームジムや業務ジム用に全国的な人気を誇っています。

ONI鬼ラックシリーズはこちら

ONI鬼バーベルセットはこちら

10423662_402917463182138_3796918816283238787_n.jpg
執筆者情報
上岡岳
アームレスリング元日本代表
ジムトレーナー・生物学学芸員
JAWA日本アームレスリング連盟常任理事|レフリー委員長・広報広報部長

記事に記載されている内容は執筆者の運営するジムメンバーの実体験に基づく主観的意見および感想です。このため、記事の情報やこの情報を用いて行う利用者の判断について、当サイトは一切の責任を負うものではありません。記事の情報を用いて行う行動に関するあらゆる判断および決定は、利用者自身の責任において行っていただき、必要に応じて専門家等に相談されることを推奨いたします。また、トレーニングにおいては十分にウォーミングアップを行い、利用者自身の体力にあわせて動作を行うとともに、痛みや危険を感じる場合はすみやかに行動を中止することを推奨します。

※当ブログの画像はWikipediaやpixabayなどのフリー画像および著作権者に許可を得た画像のみを使用しています。