ジムに行く時間がない、近くにジムがない、経済的に厳しい…など本格的に筋肉を鍛えたいのにジムに行けない環境の方が、自宅で効率的に筋肥大バルクアップするのならば、自重やチューブではなくダンベル筋トレの一択です。
その初心者向け1週間プログラムメニューを、20年以上の選手・指導実績のあるジムトレーナーが、実際に指導実績に基づいて、わかりやすく筋肉部位別の各種目解説をするとともに、具体的な週2~3回の組み方を例示します。
なお、初心者の方の自宅での自重・チューブ・ダンベルを使った総合筋トレメニューについては下記の記事をご参照ください。
※筋トレと食事に関するネット情報はさまざまですが、当サイトでは下記の公的機関の情報に基づいて記載しています。
▼運動プログラム作成の原理原則
運動プログラム作成のための原理原則 -安全で効果的な運動を行うために
なお、本格的なダンベルトレーニングの実施に際しては、自宅やいわゆるフィットネスジムなどではなく、フリーウエイトトレーニング専門のジムで実施することが器材の充実度やトレーナーの専門性の観点などから推奨されます。
目次
■ダンベル筋トレの長所と短所
ダンベル筋トレは複数の筋肉を同時に高重量で鍛えるコンパウンド種目から、個別の筋肉をじっくり鍛えるアイソレーション種目まで種目数が豊富で、自宅筋トレでは中心となるトレーニング法です。また、バーベル筋トレよりも可動域が広くとれるというのも大きな長所です。
逆に、片手でウエイトを保持するため安定が悪く、バーベルやマシンでの筋トレに比べると高重量が扱いにくくなります。また、ダンベルやベンチ類など器具をそろえる必要もあります。
しかしながら、自宅で筋肥大バルクアップしようと思えば、やはりダンベルトレーニングの一択ではあります。
■全身の筋肉部位名称と作用
筋トレで鍛える全身の筋肉部位は、その連動性・共働関係から以下のようにグループ分けでき、それぞれの筋肉の主な作用は以下の通りです。
●上半身の押す筋肉
・大胸筋:腕を前に押し出し閉じる
・三角筋:腕を上・前・横・後ろに上げる
・上腕三頭筋:肘を伸ばす
・前腕伸筋群:手首を伸ばす
●上半身の引く筋肉
・僧帽筋:腕を下から引き上げる
・広背筋:腕を上・前から引き寄せる
・上腕二頭筋:肘を曲げる
・前腕屈筋群:手首を曲げる
●体幹周辺の筋肉
・腹筋群:体幹を屈曲・回旋させる
・長背筋群:体幹を伸展:回旋させる
・腸腰筋群:脚を前に上げる
・臀筋群:脚を後ろに上げる
●下半身の筋肉
・大腿四頭筋:膝を伸ばす
・大腿二頭筋:膝を曲げる
・下腿三頭筋:足首を伸ばす
・前脛骨筋:足首を曲げる
なお、さらに詳しい筋肉の名称と作用は以下の筋肉名称図鑑をご参照ください。
▼筋肉名称図鑑
【筋肉の名前と作用の完全図鑑】筋トレ部位の名称と共働筋・拮抗筋|その鍛え方
●筋トレ目的別の重量・回数設定
筋トレで鍛える骨格筋を構成している筋繊維には以下の三種類があり、それぞれの特徴は次の通りです。
①速筋繊維TYPE2b
約10秒前後の短い時間に爆発的・瞬発的な収縮をする特徴があり、トレーニングにより強く筋肥大します。10回前後の反復回数で限界がくる重量設定で鍛えます。
②速筋繊維TYPE2a
10~60秒ほどのやや長時間で瞬発的な収縮をする特徴があり、トレーニングによりやや筋肥大します。15回前後の反復回数で限界がくる重量設定で鍛えます。
③遅筋繊維TYPE1
60秒以上数分・数時間の持続的・持久的な収縮をする特徴があり、トレーニングにより筋肥大せずに引き締まります。20回以上の反復回数で限界がくる重量設定で鍛えます。
つまり、筋肥大バルクアップ目的なら①、細マッチョ筋トレや女性の部分ボリュームアップ目的なら②、減量引き締めダイエット目的なら③、の負荷回数設定で筋トレを行っていきます。ただし、腹筋郡・前腕筋郡・下腿三頭筋など日常での使用頻度が高い部位は、基本的に20回以上高反復回数で鍛えます。
それでは、ここからは、まず各筋肉部位別のダンベル筋トレ種目を動画をまじえて解説していきます。そして、その後に具体的な一週間の筋トレメニュープログラムを例示していきます。
■大胸筋のダンベル筋トレメニュー
●ダンベルプレス
大胸筋トレーニングのメインとなるのが大胸筋全体に効くダンベルプレスです。大胸筋全体を使う種目なので、必ずトレーニングの第一種目として行ってください。
ダンベルプレスは、常に手首の真下に肘がくるように動作するのがポイントで、そのウエイトは前腕骨の上に乗せるイメージで行います。また、肩関節よりも頭側にダンベルを下ろすと肩関節を怪我しますので注意してください。
そして、もう一つ大事なポイントが、セット中は常に肩甲骨を寄せておくということで、この肩甲骨の寄せ方が甘いと、ダンベルを押し上げる初動が小さな筋肉である三角筋(肩)にかかってしまい、肩を痛めるリスクがある上、大胸筋に十分に負荷をかけることができなくなります。
また、呼吸に関しては、息を吐きながら挙上動作を行う通常の筋トレとはやや異なり、大胸筋のテンションを保つために大きく息を胸にためた状態で挙上を行います。
なお、ダンベルを押し上げたフィニッシュポジションで、ダンベル同士を押し当て、腕を閉じる方向にテンションをかけると大胸筋が完全収縮して効果が高まります。
●フロアーダンベルプレス
ベンチ類がない環境では、床の上でダンベルプレスを行っても一定の効果があります。
動画のような、床で行うフロアーダンベルプレスは、大胸筋全体に効果があり、とりあえずダンベルだけでトレーニングを始めた初心者の方におすすめの種目です。ダンベルを押し上げたポジションで、腕をやや閉じる動作を加えることで大胸筋が完全収縮して効果が倍増するのは、通常のダンベルプレスと同様です。
フロアーダンベルプレスの難点として、ダンベルトレーニング最大の利点である「大きな可動域で鍛えられる」が打ち消されてしまう点が上げられます。
これは、背中に硬めのクッションなどを当てることで、ある程度は可動域の確保が可能です。
●インクラインダンベルプレス
インクラインダンベルプレスは、斜め上に腕を押し出す軌道での動作になることから、大胸筋のなかでも上部に効果があります。また、二次的に三角筋と上腕三頭筋にも効果的です。
本種目は、通常のダンベルプレスに比べ、より肩・三角筋に負荷がかかりますので、確実に肩甲骨を寄せたまま動作をするようにしてください。
また、セット終盤で挙上が苦しくなると、つい腰を浮かせてブリッジを作りがちですが、それだと軌道的には通常のダンベルと変わらなくなってしまいます。背中から腰をしっかりとベンチにつけるように意識してください。
なお、肩に痛みや違和感を感じる場合は、手の平が向き合うようにハンマーグリップでダンベルを保持して行うと、かなり肩への負担は少なくなります。
●ソファーダンベルプレス
なお、自宅トレーニングでインクラインベンチを持っていない場合は、ソファーなどを流用して大胸筋上部を鍛えることも可能です。
ただし、あまり高重量でのトレーニングは安定しませんので、片側20kgを越える頃には、やはりインクラインベンチを入手することをおすすめします。
●デクラインダンベルプレス
腕を斜め下方に押し出す軌道で動作を行うことから、大胸筋下部に効果的なダンベルトレーニングとしてスタンダードな種目が、こちらの動画のようなデクラインダンベルプレスです。
セット終盤で挙上が苦しくなった場合、ややお尻を浮かせるようにして腕を押し出す角度をさらに下向きにして追い込むと、大胸筋下部に対する負荷が増大して効果的です。
ただし、腰浮き補助は、あくまでも最終の数レップで行うに限るべきで、はじめから腰浮きありきで重量設定を行うことはおすすめしません。
●ヒップリフトダンベルプレス
フラットベンチしかない場合はこの動画のように足をベンチ上に置いて「斜め下方向に腕を押し出す」軌道を作ることも可能です。
ただし、これにもやはり限界があり、片側20kgを越える頃には、デクライン状態が作れるインクラインベンチを入手することをおすすめします。
●リバースグリップダンベルプレス
リバースグリップダンベルプレスは、大胸筋のなかでも上部に効果があります。また、二次的に三角筋と上腕三頭筋にも効果的です。
通常のダンベルプレスとは反対向きにダンベルを保持するリバースグリップダンベルプレスは、大胸筋上部に縦方向のとても強い刺激を与えることができる筋トレメニューです。大胸筋の発達停滞期などにトレーニングプログラムに組み込むと、とても高い効果があります。
最大の動作ポイントは、あまり肘を開かないようにすることで、肘を開きすぎるとバランスがとりにくくなり、負荷が大胸筋上部に集中しなくなりますので、しっかりと脇をしめて動作をするようにしてください。
なお、二次的に上腕三頭筋長頭にも高い効果があります。別名、ダンベルトライセップスプレスとも呼ばれます。
●ダンベルフライ
ダンベルフライは、大胸筋のなかでも内側に効果があります。また、二次的に三角筋前部にも効果的です。
複数の関節と筋肉を使う複合関節種目(コンパウンド種目)のダンベルプレスとは異なり、肩関節と大胸筋のみを使う単関節種目(アイソレーション種目)ですので、かならずダンベルプレスを先に行い、仕上げとしてダンベルフライを行うようにしてください。
ダンベルプレスと同様に、肩関節よりも頭側にダンベルを下ろすと、肩関節に「開き負荷」がかかり、肩の故障の原因となりますので、ダンベルはややヘソよりに下ろすようにしてください。
また、肩甲骨は常に寄せるように意識し、肩から初動せず、大胸筋で初動を行う意識で動作を行います。
呼吸に関してはとても重要で、大きく胸に息をため、大胸筋にテンションがかかる状態でダンベルを挙げることが大切です。
なお、腕を閉じたポジションから、さらに数cm腕を押し出す動作をすることで効果が倍増します。
●インクラインダンベルフライ
インクラインダンベルフライは、大胸筋のなかでも上部内側に効果があります。また、二次的に三角筋前部にも効果的です。
しっかりと最後まで背中をシートにつけて動作を行なうことが重要で、腰を浮かせてしまうとせっかくの大胸筋上部へ負荷がかかる軌道がずれてしまいますので注意してください。
本種目は、通常のダンベルフライよりもさらに肩への負担が増えますので、確実に肩甲骨を寄せ、三角筋から初動してしまうのを避けるように動作することも大切です。
●ダンベルベントアームプルオーバー
ダンベルプルオーバーはそのやり方(主に肘の角度)によって、効果のある筋肉部位が大胸筋から広背筋まで変化します。この動画のように、肘を曲げて行うベントアームプルオーバーでは大胸筋に負荷がかかります。
大胸筋と広背筋それぞれに効果的なダンベルプルオーバーを図解したのがこちらの画像です。動作をこのようにイメージするとともに、効かせたい筋肉部位を意識して動作を行ってください。
また、肘はやや内側に絞るように、脇をしめるイメージで動作を行うと大胸筋に負荷がかかりやすくなります。
なお、本種目は縦方向に大胸筋を刺激できる数少ない種目ですので、発達停滞期にトレーニングプログラムに組み込むと有効です。

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■三角筋のダンベル筋トレメニュー
●シーテッドダンベルショルダープレス
ダンベルショルダープレスは、三角筋全体に効果があり、二次的に上腕三頭筋にも効果的です。
三角筋トレーニング全てに言えることですが、三角筋は体幹と隣接しているので、反動を使うと体幹筋肉群が動員され、三角筋を上手く刺激することができません。
立って行うスタンディングショルダープレスは高重量が扱いやすい反面、反動を使いがちになりますので、特に初心者の方は座って行うシーテッドショルダープレスがおすすめです。
また、三角筋のなかでも後部は、ダンベルを押し上げるポジティブ動作ではなく、ウエイトに耐えながらダンベルを下ろすネガティブ動作のなかで鍛えられますので、ダンベルを挙げる時だけでなく、下ろす時にもしっかりとコントロールし、ゆっくりとした動作で鍛えることが大切です。
●スタンディングダンベルショルダープレス
こちらが、スタンディングダンベルショルダープレスの動画です。膝関節の屈伸をつかってのチーティングメソッドは、あくまでも強度を上げるための方法ですので、最初から反動を使って無理に高重量で行うのは、三角筋に対する効果は低いのでおすすめしません。
なお、肩に違和感や痛みを感じる場合は、手の平が向き合うようにダンベルを構えるハンマーグリップでのダンベルショルダープレスが、肩への負担が少なくおすすめです。
●ダンベルアップライトロー
ダンベルアップライトローは、三角筋全体に効果があります。
三角筋のトレーニングは難しく、慣れてこないと体幹に刺激を逃がしてしまうことが少なくありません。しかし、このアップライトローイングは、あまりテクニックが必要ないため、初心者の方でも効かせやすい種目としておすすめです。
肘を前に出すと三角筋全部に、横に出すと三角筋中部に、後ろに引き気味に動作をすると三角筋後部に負荷が集中します。
なお、あまり肩甲骨を寄せる動作を加えると、負荷が背中の筋肉・僧帽筋に逃げてしまいますので、肩甲骨をあまり寄せすぎない意識を持って動作を行ってください。
●ダンベルフロントレイズ
ダンベルフロントレイズは、三角筋前部に集中的な効果があります。
ダンベルフロントレイズは、反動を使って上半身を反らせるような動作をすると、負荷が僧帽筋に逃げてしまうので注意が必要です。しっかりと直立し、肩から先だけで動作できる重量設定で行ってください。
●ダンベルオルタネイトフロントレイズ
両手を同時に上げる通常のダンベルフロントレイズは、つい反動を使いがちなので、初心者の方には交互にダンベルを上げるオルタネイトフロントレイズがおすすめです。
●ダンベルサイドレイズ
ダンベルサイドレイズは、三角筋のなかでも中部に集中的な効果があります。
こちらが、スタンディングスタイルのサイドレイズの動画です。ショルダープレスの場合と同様に、無理に高重量を扱うためのスタイルではありませんのでご注意ください。
また、肩甲骨を強く寄せてしまうと、負荷が僧帽筋に逃げてしまいますので、あまり肩甲骨は寄せずに動作を行うことが大切です。
●シーテッドダンベルサイドレイズ
シーテッドサイドレイズは、反動が使いにくく、しっかりと効かせることができるので、特に初心者の方にはおすすめのやり方です。
●ダンベルリアラテラルレイズ
ダンベルリアラテラルレイズは、三角筋のなかでも後部に集中的な効果があります。
コツは終始肩甲骨を寄せておくこと(または寄せずに行うこと)です。このことを意識しないと、肩甲骨が動いてしまい、僧帽筋や広背筋に刺激が逃げてしまいますので気をつけてください。
また、腰に不安のある方は、椅子などに座って行うシーテッド形式でのトレーニングをおすすめします。
●ダンベルフェイスプル
三角筋後部は、効かせるのに慣れが必要な部位ですが、こちらの動画のようなダンベルフェイスプルならば、初心者の方でも比較的簡単に三角筋後部を鍛えることが可能です。
肘を先行させて動作するとともに、ダンベルを頭の横に引き上げるのがポイントです。肩より後方に引き上げると、背筋のトレーニングであるダンベルローイングになってしまいますので注意してください。

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■上腕三頭筋のダンベル筋トレメニュー
●ダンベルフレンチプレス
ダンベルフレンチプレスは、上腕三頭筋に効果があり、フォームにより上腕三頭筋長頭から短頭(外側頭・内側頭)まで効果のある部位が変化します。
上腕三頭筋長頭が肩甲骨に接合している特性を利用し、肘を肩よりも上にあげて、ターゲットになる筋肉を最大伸展から最大収縮させられるトレーニング方法がオーバーヘッドダンベルフレンチプレスです。
肩関節を動かすと負荷が背筋群に逃げてしまいますので、肩関節を動かさないように注意し、肘をなるべく近づけて固定し、肘から先だけで動作を行ってください。
●シーテッドダンベルフレンチプレス
また、立って行うスタンディング形式でダンベルフレンチプレスを行うのが難しく感じる方は、この動画のように座って行うシーテッドスタイルがおすすめです。
なお、背もたれのついたベンチがあると、上半身を固定しやすくなります。
●ワンハンドダンベルフレンチプレス
なお、シングルハンドで行い、ダンベルを頭の反対側で下ろして上腕三頭筋長頭をさらに伸展させられるワンハンドスタイルのバリエーションもあります。
片手ずつ行う必要があるため、二倍の時間がかかってしまいますが、上腕三頭筋を最大伸展・最大収縮させて鍛えられるメリットは、手間を上回るものがあります。
●ダンベルキックバック
上腕三頭筋長頭に非常に効果的なダンベル筋トレ種目がダンベルキックバックです。反動を使わずにコントロールできる重量設定で行い、肘をきっちり伸ばして上腕三頭筋長頭を完全収縮させるようにしてください。
また、肘を伸ばしたポジションで手の平が上を向く方向に前腕を回内させると、上腕三頭筋長頭が完全収縮して効果が高まります。
なお、肩関節が動くと負荷が背筋群に逃げてしまいますので、肘を体側にしっかりと固定して動作を行ってください。
●ダンベルテイトプレス
ダンベルテイトプレスは、上腕三頭筋のなかでも、特に短頭に効果があります。
ダンベルテイトプレスは、肘から先だけで動作をすることが重要で、肩関節を動かしてしまうと、負荷が大胸筋や三角筋に逃げやすくなりますので気をつけてください。
通常のダンベル上腕三頭筋トレーニングとは異なった方向で筋肉を伸展・収縮させるため、発達停滞期には刺激が得やすくおすすめです。
■背筋群のダンベル筋トレメニュー
広背筋
僧帽筋
●ダンベルデッドリフト
ダンベルデッドリフトは、僧帽筋および広背筋中央部に効果があり、さらに長背筋群(脊柱起立筋など)にも効果的です。
ダンベルを使って、バーベルデッドリフトに近い効果が得られる、自宅での高負荷トレーニングとして有効です。
動作での注意点は、腰や背中を丸めないことです、胸を張り背中を反らせ、お尻をつきだしたフォームを維持したまま動作を行うことが大切で、目線をやや上にむけるようにすると、この姿勢が維持しやすくなります。
また、腰に不安がある場合は、ダンベルを前ではなくて足の真横に下ろす方法が有効です。
ダンベルデッドリフトは、動画のような膝の外側でダンベルを上下させるヨーロピアンスタイルが一般的ですが、より下半身の筋力も使って高重量でトレーニングを行いたい場合は、足を大きく開いて構え、足の間にダンベルを構えるワイドスタンスダンベルデッドリフト(通称スモウデッドリフト)がおすすめです。
●ダンベルローイング
ダンベルローイングは、僧帽筋および広背筋だけでなく、二次的に長背筋群(脊柱起立筋など)にも効果があります。
ダンベルローイングには、立って両手で行うベントオーバーローイングもありますが、可動域が広いワンハンドローが動作がやりやすく初心者向きです。
ワンハンドローは、その広い可動範囲から、広背筋に対する効果が高く、懸垂など広背筋側部を鍛える環境にない場合にもおすすめです。
●ダンベルベントオーバーローイング
ダンベルトレーニングに慣れてきたら取り組みたいのがダンベルベントオーバーローイングです。本種目のフォームでもある、膝を軽く曲げ、背中を反らせて胸を張る「ニーベントスタイル」は筋トレにおいてとても重要な基本姿勢です。
本種目できっちりと身体に覚えさせておくと、トレーニング全体の効果も高くなります。
こちらが、ニーベントスタイルの基本を図にしたものです。是非ご参照ください。
また、ダンベルベントオーバーローイングでは姿勢を維持するなかで、脊柱起立筋も強く鍛えられることが大きなメリットです。
なお、腰に不安がある場合は、頭を壁などにつけ、身体を壁で支えながら動作を行うバリエーション(ウォールダンベルローイング)もあります。
●ダンベルショルダーシュラッグ
僧帽筋に高い効果のあるトレーニング種目がダンベルショルダーシュラッグです。ポイントは、最大収縮時に肩甲骨を寄せるとともにアゴをあげ、僧帽筋を最大収縮させることです。
本種目は僧帽筋の単関節種目(アイソレーション種目)ですので、肩関節は動かさず、肩甲骨の動作に集中するようにしてください。
なお、背筋トレーニング全てに言えることですが、背筋の収縮方向と連動する首の動きは後ろに傾ける方向となります。背筋トレニングのセット終盤で苦しくなると、つい顎を引きがちですが、効率的に背筋群を収縮させるためには、フィニッシュポジションで顎を上げる必要があります。
●ダンベルストレートアームプルオーバー
ダンベルプルオーバーはそのやり方(主に肘の角度)によって、効果のある筋肉部位が大胸筋から広背筋まで変化します。
広背筋に効かせたい場合は、肘を伸ばし気味にし、下ろすときに肘を閉じ、上げるときにやや肘の間隔を広げるイメージで行うのがポイントになり、これをダンベルストレートアームプルオーバーと呼びます。
なお、肘を外向きに押し出し開くようなテンションをかけて行うことが、背筋に負荷を集中させるコツです。
●ダンベルリバースフライ
ダンベルリバースフライは僧帽筋および広背筋中央部に効果があるほか、二次的に三角筋後部にも効果的です。
ダンベルリバースフライは、背筋の仕上げトレーニングに適した種目で、高重量で追い込むような種目ではありません。軽めの重量で、しっかりとコントロールした動作を行い、最後に肩甲骨を寄せきり効かせてください。
また、胸を張り背中を反らせ、やや前を向くことで正しいニーベントスタイルのフォームになります。
■上腕二頭筋のダンベル筋トレメニュー
●ダンベルカール
上腕二頭筋を鍛えるダンベルトレーニングの基本種目となるのがダンベルカールです。反動を使わないこと、肘を身体の側部にしっかりと固定して動作を行うのがポイントです。
また、反動を使ってしまうという方は、左右交互にダンベルを挙げるオルタネイト式と呼ばれるバリエーションや、ベンチなどに座って行うシーテッドスタイルがおすすめです。
●ダンベルハンマーカール
ダンベルを動画のように縦に持って行うダンベルハンマーカールは、上腕二頭筋のなかでも長頭に強い負荷をかけることが可能です。
また、肘関節の屈曲力に重要な上腕筋もあわせて鍛えることができます。
なお、ダンベルハンマーカールを行うときに、小指と薬指を握りしめてしまうと手首関節の小指側に負担がかかります。継続的に負担をかけ続けると、関節痛でトレーニングができなくなってしまう場合もありますので、写真のように親指と人差し指でグリップことをおすすめします。
●ダンベルコンセントレーションカール
座って片腕ずつ意識を集中(コンセントレーション)して行うコンセントレーションカールは上腕二頭筋の追い込みに最適です。トップポジションでダンベルを回外させる(小指が上を向く方向に回す)ことにより上腕二頭筋短頭が完全収縮し、筋肉への刺激が倍増します。
●ダンベルサイドカール
ダンベルサイドカールは通常とは90度違った角度で肘と前腕を構えることにより、通常では得られない軌道で上腕二頭筋長頭に負荷を加えられる、やや特殊なバリエーションです。
上腕二頭筋がトレーニングの刺激にマンネリ化してしまった時、特に発達停滞期にメニューに組み込むと効果的です。
●ダンベルドラッグカール
カール系種目は基本的に肘関節だけを動かす単関節運動(アイソレーション種目)ですが、ダンベルドラッグカールはあえて肩関節を動かすことで、肘を後ろ情報に動かし、上腕二頭筋短頭を完全収縮させる複合関節運動(コンパウンド種目)です。
通常のカールよりも高重量で負荷がかけられるだけでなく、上腕二頭筋の最大収縮ポイントで前腕が垂直にならず、ウエイト負荷が筋肉にかかり続けるというメリットもあります。
●ダンベルインクラインカール
インクラインベンチを使用してシーテッドスタイルでダンベルカールを行うと、ちょうどドラッグカールに近い軌道での挙上となり、上腕二頭筋短頭に高負荷をかけることが可能です。
●ダンベルリバースカール
ダンベルリバースカールは、上腕二頭筋のなかでも短頭と前腕筋群にも効果があります。
ダンベルリバースカールは、前腕筋群をメインターゲットにしたトレーニングですので、軽めの重量でじっくりと効かせることが重要です。
また、肘を曲げながら手首を上に反らせる動作をくわえると効果が高まります。
●上腕二頭筋トレーニングに有効な補助器具
上腕二頭筋のトレーニングにおいて重要なことは「肘を固定して動かさない」ことですが、そのための有効な補助器具がアームブラスターと呼ばれるギアです。
筆者の運営するIFA国際アームレスリング連盟公認ショップの正規輸入代理店では品質を事前に確認したアームブラスターを、独自ルートで仲介業者を介さずに輸入しており、比較的リーズナブルに提供していますので、ぜひ、ご参照ください。
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■腹筋群のダンベル筋トレメニュー
●ダンベルクランチ
腹直筋上部に効果の高いダンベルトレーニングとしておすすめなのがダンベルクランチです。動画のようにダンベルを高く差上げることを意識して行うとよく効きます。
ダンベルクランチにはいくつかの方法があり、こちらの動画のような方法も効果的なやり方です。いずれの場合も、反動は使わず、腹直筋上部を意識しながら「じわりと効かせる」のがコツになります。
●ダンベルレッグレイズ
腹直筋下部のダンベルトレーニングとしてスタンダードなものが、こちらの動画のようなダンベルレッグレイズです。注意点は、刺激を逃がさないためにセット中は足を床につけないこと、腰椎の損傷を防ぐために腰を浮かせない(ブリッジを作らない)ことです。
●ダンベルサイドベント
ダンベルを使った腹斜筋トレーニングの基本とも言えるのがダンベルサイドベンドです。反動を使わず、体幹を真横に屈曲していき、戻るときは直立よりもやや反対側まで戻ることで腹斜筋が最大伸展・最大収縮します。
●ダンベルトゥタッチクランチ
腹斜筋のダンベルトレーニングのなかでも高い強度のある種目がダンベルトゥータッチクランチです。片手でダンベルを高く保持し、対角線の足をタッチしにいきます。
■下半身のダンベル筋トレメニュー
大腿四頭筋
ハムストリングス
●ダンベルスクワット
ダンベルスクワットは、大腿四頭筋を中心に下半身全体(大腿二頭筋・臀筋群など)に効果があります。
ダンベルスクワットは、胸を張り背中を反らせ、さらにお尻を突き出し膝がつま先より前に出ないようにすることがポイントです。また、下を見てしまうと背中が丸まり腰に負担がかかりますので、必ずやや上方を見て動作するようにしてください。
イメージとしては、真下にしゃがむというよりも、斜め後ろの椅子に座るイメージで行うと正しいフォームになります。
また、つま先より前に膝が出てしまうという肩は、かかとで板などを踏んで浮かせることで、動作がずいぶんとやりやすくなります。
●ダンベルワイドスクワット
ダンベルワイドスクワットは、下半身全体に効果がありますが、なかでも内転筋群に集中的な効果があります。
ダンベルワイドスクワットは、相撲の四股を踏んだような状態になることから、ダンベルスモウスクワットととも呼ばれています。
膝を痛めないために、内股動作や外股動作にならないよう、必ず膝をつま先の方向に曲げてください。
●ダンベルフロントランジ
ダンベルフロントランジは、下半身全体に効果がありますが、なかでもハムストリングス(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋)に効果があります。
ダンベルフロントランジは、前にした足を主働に動作を行うと太もも前面に、後ろの足を主働に動作をすると太もも後側に負荷が集中します。
また、膝関節保護のために、膝がつま先より前に出ないようにすることが大切なポイントです。
なお、さらに高負荷で行いたい場合は、後ろにした足を台の上などに乗せて行うブルガリアンスクワットが効果的です。
●ダンベルサイドランジ
ダンベルサイドランジは、太もも内側の内転筋群を中心に下半身全体に効果があります。
ダンベルサイドランジは、伸ばしたほうの足で身体を引き寄せる動作のなかで内転筋群に負荷を加えていきます。このため、伸ばしたほうの足を主働にして動作するイメージで行うと太もも内側への効果が高まります。
また、膝関節を痛めないためにも、曲げたほうの足の膝は、つま先の方向へ曲げるように意識してください。
●ダンベルレッグエクステンション
ダンベルレッグエクステンションは、下半身の筋肉のなかでも大腿四頭筋に集中的な効果があります。
ダンベルレッグエクステンションは、大腿四頭筋に集中的な負荷をかけられる単関節運動ですが、上半身を後ろに傾けて行うと腹筋群に負荷が逃げてしまいますので注意が必要です。
また、膝を伸ばした位置でつま先を手前に向ける動作を加えると、大腿四頭筋が完全に収縮して効果が倍増します。
●ダンベルレッグカール
ダンベルレッグカールは、ハムストリングスおよび臀筋群に集中的な効果があります。
ダンベルレッグカールは、下半身背面に効果の高い単関節種目ですが、反動を使って動作を行うと負荷が分散するだけでなく、肉離れしやすい性質のハムストリングスを痛めるリスクもあります。膝を曲げる時も伸ばす時もコントロールした動作で行ってください。
また、膝を曲げた位置でつま先を伸ばす動作を加えることでハムストリングスが完全に収縮し効果が倍増します。
■トレーニングプログラムの組み方
一日に全身全ての筋肉を鍛えると、筋肉の超回復には72時間以上が必要なので、週に多くて2回、一般的には1回しかトレーニングをすることはできません。また、全身の筋肉を同時に回復させるのは、栄養摂取の面からも難易度が高くなります。
このような筋トレのやり方は、かなり非効率なトレーニングプログラムであり、通常は全身を連動性の高い筋肉グループに分け、ローテーションで一週間をかけて全身を鍛えていきます。
これを部位分割筋トレ=スプリットトレーニングと言いますが、バルクアップ筋トレにおいては、筋肉を回復させる期間と栄養摂取の観点から、週2~3回に分割するのがもっとも効率的です。
●筋トレの正しい順番
筋トレを実施する場合に気をつけたいのが、筋トレの種目を行っていく順番です。その基本的な正しい順番は以下の通りです。
①複数の筋肉を使う種目(コンパウンド種目)
②高重量で行う種目
③単一の筋肉を使う種目(アイソレーション種目)
④低重量で行う種目
●週3回の部位分割筋トレメニュー
もっとも筋肥大に効率的とされているのが週3回の部位分割筋トレプログラムです。これは、連動性の高い筋肉群を効率的に鍛えられるだけでなく、超回復の観点からも言えることです。その分割例を以下に例示します。
①上半身プレス系筋トレ+腹筋筋トレ
②下半身筋トレ
③上半身プル系筋トレ+長背筋筋トレ
●週2回の部位分割筋トレメニュー
やや効率は落ちますが、二分割のスプリットトレーニングも効果的です。その分割の仕方は以下の通りです。
①上半身プレス系筋トレ+下半身筋トレ
②上半身プル系筋トレ+体幹系筋トレ
■具体的な一週間のダンベル筋トレプログラム例
最後に、ダンベルトレーニングでの具体的な一週間の3分割筋トレプラグラムを例示します。あくまでも一例ですので、体力にあわせてセット数を増減させてください。
○週一回目:上半身プレス系筋トレ+腹筋筋トレ
①上半身プレス系複合関節種目
ダンベルプレス・インクラインダンベルプレスなどを3セット前後
②三角筋複合関節種目
ダンベルショルダープレス・ダンベルアップライトローなどを2セット前後
③上腕三頭筋種目
ダンベルフレンチプレス・ダンベルキックバック・ダンベルテイトプレスなどを2セット前後
④上半身プレス系単関節種目
ダンベルフライ・ダンベルサイドレイズなどを3セット前後
⑤腹筋トレーニング
ダンベルクランチ・ダンベルサイドベントなどを3セット前後
○週二回目:下半身筋トレ
①下半身の複合関節種目
ダンベルスクワット・ダンベルサイドランジ・ダンベルランジなどを3セット前後
②下半身前面の単関節種目
ダンベルレッグエクステンションを3セット前後
③下半身後面の単関節種目
ダンベルレッグカールを3セット前後
○週三回目:上半身プル系筋トレ+腹筋筋トレ
①上半身プル系複合関節種目
ダンベルデッドリフト・ダンベルローイング・ダンベルプルオーバーなどを3セット前後
②背筋の単関節種目
ダンベルシュラッグなどを3セット前後
③上腕二頭筋の単関節種目
ダンベルカール・ダンベルハンマーカール・ダンベルコンセントレーションカールなどを3セット前後
④腹筋トレーニング
ダンベルクランチ・ダンベルサイドベントなどを3セット前後
■筋トレ効果を高める食事メニュー
●栄養面の管理はトレーニングと同様に重要な要素
初心者の方にありがちなのが、トレーニング自体をするだけで満足してしまい、トレーニングと同等に重要な栄養面の管理を怠ってしまうことです。いくら筋トレを頑張っても、食事や栄養管理をしないとほとんど効果がありません。
まず、筋トレをして筋肥大するためには体重あたり2gの純タンパク質が必要とされています(引き締めやダイエットの場合は1~1.5g)。つまり、70kgの人の場合、一日に140gの純タンパク質(肉類に換算して700g)とかなり多く、筆者のジムでは、この量を摂りきれていないために筋肥大が停滞していると思われる初心者会員も少なくありません。
また、タンパク質を一度に吸収できる量は純タンパク質で約30g(肉類換算で150g)と一般的に言われており、一日三度の食事では筋肥大に必要なタンパク質量をまかないきれないと考え、筆者のジムでは、選手や会員は一日五食ほどにするか、プロテインを利用しています。
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■全ダンベル筋トレ種目一覧
●大胸筋のダンベル筋トレメニュー
●背筋群のダンベル筋トレメニュー
●三角筋のダンベル筋トレメニュー
●上腕三頭筋のダンベル筋トレメニュー
●上腕二頭筋のダンベル筋トレメニュー
●体幹・腹筋のダンベル筋トレメニュー
●下半身のダンベル筋トレメニュー
■部位別ダンベル筋トレ
筋トレの食事メニュー例
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おすすめの筋トレグッズ
押す筋トレにはリストラップを

上半身の押す筋トレにぜひとも使用したいのが手首を保護するリストラップと呼ばれる筋トレグッズです。多くの初心者は、まだ手首を保持する力が弱く、腕立て伏せなども先に手首が痛くなってしまい完遂できないケースが少なくありません。リストラップを使えば、最後まで筋肉を追い込むことができ、とても効率的に身体を鍛えていくことが可能です。
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【おすすめのリストラップ】初心者むけに使いやすい長さやリストストラップとの違いも解説
引く筋トレにはパワーグリップを

上半身の引く筋トレで初心者の方に多く見られるのが「先に握力がなくなって追い込めない」というケースです。筋トレは101%で行ってはじめて成果がでます。パワーグリップを使用して引くトレーニングの効率を上げることをおすすめします。
▼おすすめのパワーグリップ
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【おすすめのパワーグリップ】使い方の解説と男性・女性どちらにも快適なアイテム紹介
筋トレの基本グッズはトレーニングベルト

腰を保護するだけでなく、腹圧を高め最大筋力を向上させてくれるトレーニングギアがトレーニングベルトです。筋トレにおいては、ほぼ必須のギアとも言えますので、ぜひ入手することをおすすめします。なお、トレーニングベルトはトレーニーにとって「筋トレの友」とも言える存在になってきます。はじめから安易なものを選ばずに、考えているよりもワンランク・ツーランク上のものを入手することがベルト選びの秘訣です。
▼おすすめのトレーニングベルト
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▼トレーニングベルトの種類と使い方
【おすすめのトレーニングベルト】選び方・巻き方から男性筋トレ用・女性用・ベンチプレス用まで詳しく解説
本格的トレーニングには高耐荷重ラック+オリンピックバーベル

本科的なバーベルトレーニングに必須のラック類・バーベルセット(オリンピックシャフト&プレート)は、IPF公認メーカーのONI鬼シリーズが最適です。
屈強な構造とリーズナブルな設定で、ハイエンドホームジムや業務ジム用に全国的な人気を誇っています。
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執筆者情報
上岡岳
アームレスリング元日本代表
ジムトレーナー・生物学学芸員
JAWA日本アームレスリング連盟常任理事|レフリー委員長・広報広報部長
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