腕相撲とアームレスリングの違いについて、元日本代表で一般社団法人JAWA日本アームレスリング連盟常任理事・レフリー委員長の筆者が解説します。

 

スポンサーリンク




■腕相撲とアームレスリングの違い①

●公式ルールの有無

腕相撲とアームレスリングの最大の相違点は、腕相撲が友人同士の厳密なルールのない遊びなのに対し、アームレスリングは国際的に統一されたルールに基づいて行うスポーツ競技であることです。

 

アームレスリングには、さまざまなワーニング(注意)やファール(警告)の規定が設けられていますが、それらについては公式ルールページをご参照ください。

 

JAWAアームレスリング公式ルールページ

IFA国際アームレスリング公式ルールページ

 

アームレスリングのルールを簡単に表記すると以下のようになります。

 

①公式台で両選手が向かい合い、エルボーパッドに肘をつき、もう片方の手でペグを握る

 

②肩のラインが台と平行になるように構える

 

③手首のラインをお互いにストレートにする

 

④レフリーの「レディー・ゴー」で試合開始

 

⑤片側の手首ラインがピンラインより下がると勝敗が決まる

 

※肘がエルボーパッドから浮く・外れるとファール

 

※フライングなどはワーニング

 

※ワーニング2回で1ファール、ファール2回で反則負け

 

オンライン大会告知

大会の詳細はこちら

■腕相撲とアームレスリングの違い②

●スタート打撃の有無

腕相撲が「せーの」で始まる力比べなのに対し、アームレスリングは打撃に近いスタートで始まります。

 

こちらの動画は、JAWA全日本アームレスリング選手権の実際の試合の様子です。アームレスリングのスタートが一瞬の打撃であることが理解いただけると思います。

 

このアームレスリングの打撃を生むのは足の踏み込みで、その踏み込みを体幹で加速し、肩や肘といった関節部分でロスしないように手に伝えるのがアームレスリングのスタートです。

 

このためには、肩関節の固定と肘関節の固定が重要になります。

 

▼参照記事

【腕相撲の肩の固定】効率的に勝つための技ごとの構え方(肘の位置)

 

【腕相撲の肘の角度】筋肉の収縮特性を理解して効率的に相手を倒す方法

 

スポンサーリンク


■腕相撲とアームレスリングの違い③

●技(テクニック)について

アームレスリングには大きく三つの技があり、一つは「吊り手」とも呼ばれる「トップロール」、一つは「噛み手」とも呼ばれる「フック」です。そして、その中間的な特徴を持つ速攻技の「横倒し」と呼ばれる「サイドアタック」の三つです。

 

もちろん、日常での腕相撲に応用することができます。

 

まずは、その三つの基本アームレスリング技(トップロールとフック)を、世界最高峰のプロ大会や世界選手権および全日本選手権の動画からご紹介します。

 

・トップロールの模範的動画

黄色のユニフォームを着たほうの選手がトップロールを使う選手ですが、まずは、この動画をじっくりとご覧ください。

 

アームレスリングの予備知識がない方にとっては予想外の方向・軌道への技だと思います。

 

一般的な方の「腕相撲のイメージ」は手首を巻き込んで、横方向に倒すものだと思いますが、トップロールでは自身の手の甲が上になる方向に手首をロールするとともに後ろ上方に相手の手を吊り上げ、そこから相手の指先→手首→肘の順に伸ばして斜め後方に倒していきます。

 

自身の一番強い部分「手首付近」で相手の一番弱い部分「指先」を攻撃するのですから、倍以上の筋力差があっても倒せてしまいます。

 

・フックの模範動画

こちらは、むかって右側の選手が使うフックがきれいに決まって勝利している動画です。フックは一般的な方の「腕相撲の概念」に近いテクニックで、一見すると単に手首を巻きつけて横向きに倒しているように見え、技ではなく力任せに見えるはずです。

 

しかし、実際には組んだ手のなかでミリ単位の動きを必要とするテクニックであり、非常に多くのバリエーションがあります。

 

もっともスタンダードなフックが上の動画の「下噛み」と呼ばれるもので、スタートの瞬間に①拳を上方へ突き上げながらの前腕回外回旋(手の平が自分に向く方向の捻り)→②指先を数ミリ奥へ滑らせながら手首屈曲(ストローク)を行います。

 

これにより、相手の親指付け根は自身の手首の下敷きになった状態になります。一見すると互角の手首の巻き合いに見えますが、技が決まっているほうはミリ単位で「自分だけ噛んでいる(手首を巻いている)」に等しい状態となっています。

 

その後、横方向へ倒しますが、直線ではなく相手の親指を外側に倒す方向に捻りながら曲線軌道で倒します。アームレスリング業界では、この動きが雑巾を絞る動きに似ていることから「絞り倒す」とも表現します。

 

・全日本王者のサイドアタック

こちらは、実際の試合でのアームレスリング全日本チャンピオンのサイドアタック(横倒し)の様子です。

 

トップロールとフックの中間的な特徴を持ち、一気に真横に倒す技で、もっとも筋力が必要となるテクニックです。

 

これらアームレスリングのテクニックについて、さらに詳しくは下記をご参照ください。

 

【腕相撲の基本技】トップロール(吊り手)とフック(噛み手)とサイドアタック(横倒し)

 

■腕相撲の解説記事

【腕相撲の勝ち方とコツ】得意なBIG3種目別にアームレスリングの技と筋トレメニューを解説

海外輸入トレーニング用品










当サイト主要記事一覧
筋トレの食事メニュー例
筋肉の名称と作用の図鑑
男性向きの記事女性向きの記事
自宅での筋トレ自宅での筋トレ
自重での筋トレ自重での筋トレ
チューブ筋トレチューブ筋トレ
ダンベル筋トレダンベル筋トレ
マシーン筋トレマシーン筋トレ
バーベル筋トレバーベル筋トレ
大胸筋の筋トレ大胸筋の筋トレ
背筋群の筋トレ背筋群の筋トレ
三角筋の筋トレ三角筋の筋トレ
三頭筋の筋トレ三頭筋の筋トレ
二頭筋の筋トレ二頭筋の筋トレ
腹筋群の筋トレ腹筋群の筋トレ
下半身の筋トレ下半身の筋トレ

スポンサーリンク

■おすすめの筋トレグッズ


●押す筋トレにはリストラップを




上半身の押す筋トレにぜひとも使用したいのが手首を保護するリストラップと呼ばれる筋トレグッズです。多くの初心者は、まだ手首を保持する力が弱く、腕立て伏せなども先に手首が痛くなってしまい完遂できないケースが少なくありません。リストラップを使えば、最後まで筋肉を追い込むことができ、とても効率的に身体を鍛えていくことが可能です。

▼おすすめのリストラップ

おすすめリストラップを見る

▼リストラップとは?解説記事

【おすすめのリストラップ】初心者むけに使いやすい長さやリストストラップとの違いも解説

●引く筋トレにはパワーグリップを




上半身の引く筋トレで初心者の方に多く見られるのが「先に握力がなくなって追い込めない」というケースです。筋トレは101%で行ってはじめて成果がでます。パワーグリップを使用して引くトレーニングの効率を上げることをおすすめします。

▼おすすめのパワーグリップ

おすすめパワーグリップを見る

▼パワーグリップとは?解説記事

【おすすめのパワーグリップ】使い方の解説と男性・女性どちらにも快適なアイテム紹介

●筋トレの基本グッズはトレーニングベルト




腰を保護するだけでなく、腹圧を高め最大筋力を向上させてくれるトレーニングギアがトレーニングベルトです。筋トレにおいては、ほぼ必須のギアとも言えますので、ぜひ入手することをおすすめします。なお、トレーニングベルトはトレーニーにとって「筋トレの友」とも言える存在になってきます。はじめから安易なものを選ばずに、考えているよりもワンランク・ツーランク上のものを入手することがベルト選びの秘訣です。

▼おすすめのトレーニングベルト

おすすめのパワーベルトはこちら

▼トレーニングベルトの種類と使い方

【おすすめのトレーニングベルト】選び方・巻き方から男性筋トレ用・女性用・ベンチプレス用まで詳しく解説

10423662_402917463182138_3796918816283238787_n.jpg
執筆者情報
上岡岳
アームレスリング元日本代表
ジムトレーナー・生物学学芸員
JAWA日本アームレスリング連盟常任理事|レフリー委員長・広報広報部長

記事に記載されている内容は執筆者の運営するジムメンバーの実体験に基づく主観的意見および感想です。このため、記事の情報やこの情報を用いて行う利用者の判断について、当サイトは一切の責任を負うものではありません。記事の情報を用いて行う行動に関するあらゆる判断および決定は、利用者自身の責任において行っていただき、必要に応じて専門家等に相談されることを推奨いたします。また、トレーニングにおいては十分にウォーミングアップを行い、利用者自身の体力にあわせて動作を行うとともに、痛みや危険を感じる場合はすみやかに行動を中止することを推奨します。

※当ブログの画像はWikipediaやpixabayなどのフリー画像および著作権者に許可を得た画像のみを使用しています。
BLOG内検索
line

キーワード

オンラインストア